自分に合ったAWS教材の選び方:CLF・SAA合格への最短ルートを見つけよう
前回の記事では私の勉強方法について書きました。
AWSの学習を始めようと思った時、最初に悩むのが「どの教材を使うか」ではないでしょうか。
世の中には素晴らしい教材が溢れていますが、大切なのは「自分の学習スタイルに合っているか」です。
今回は、CLF(Cloud Practitioner)やSAA(Solutions Architect - Associate)を目指す方に向けて、私なりの見解に基づいた教材の選び方をご紹介します。
メモ: 勉強方法には個人差があります。この記事の内容をヒントに、自分に最もしっくりくる方法を探してみてください。
あなたはどのタイプ?3つのチェックポイント
まずは、ご自身の過去の経験や習慣を振り返ってみてください。
- 学生の頃、先生の話をしっかり聞いて勉強するタイプでしたか?
- ゲームや家電を初めて扱う時、まずは取扱説明書を読みますか?
- 普段から本を読む習慣がありますか?
1. 「聞く」ことで理解が深まるタイプ(1が当てはまる方)
「先生の講義を聞くのが一番頭に入った」という方には、Udemyなどの動画セミナー教材を強くオススメします。
- 理由: 重要なポイントが絞られて解説されているため、効率よく全体像を把握できます。
- メリット: 通勤中などの隙間時間に「聞き流し」ができるのも強みです。人の話から文脈を読み取ることが得意な方には、最も学習効率が高い方法です。
2. 「読み込み」で体系的に理解するタイプ(2・3が当てはまる方)
「まずは仕様を把握したい」「文字から情報を取るのが苦ではない」という方には、資格試験対策本(電子・アナログ問わず)が最適です。
- 理由: いわゆる「教科書」は分厚く、読み切るのに時間はかかりますが、その分各サービスの仕様が網羅的に、かつ詳細に記載されています。
- メリット: 辞書代わりにもなり、周辺知識を含めた「体系的な知識」が身につきます。ここでしっかり基礎を固めた方は、実務に入った際も応用が効きやすい傾向にあります。
3. 「とにかく実践」で体得するタイプ(どれも当てはまらない方)
「話を聞くのも、じっと本を読むのも苦手……」という方は、私と同じ実践タイプです。このタイプは、とにかく問題集を解くことから始めましょう。
私は本を読むだけでは理解が追いつかないタイプだったので、以下のツールを活用して「問題を解く→分からないところを調べる」というサイクルを回しました。
- AWS Skill Builder(公式の学習プラットフォーム)
- aws-exam などの外部問題集サイト
資格取得の「その先」を見据えて
AWS資格には有効期限(3年)があります。そのため、資格取得のためだけの勉強はあまりオススメしません。 しかし、会社から取得を求められたり、時間がない中で結果を出さなければならない場合もありますよね。そのケースでも、問題集を解くことが合格への一番の近道になります。
学習タイプ別おすすめ教材まとめ
ここまでの内容を踏まえて、各タイプにおすすめの具体的な教材と活用方法を整理します。
CLF(Cloud Practitioner)向け
| 学習タイプ | おすすめ教材 | 学習期間の目安 |
|---|---|---|
| 聞くタイプ | Udemyの CLF 対策講座(日本語) | 2〜3週間 |
| 読むタイプ | 「AWS認定クラウドプラクティショナー」公式テキスト | 3〜4週間 |
| 実践タイプ | AWS Skill Builder の公式模擬問題 + aws-exam | 2〜3週間 |
CLFはAWSの全体像を問う試験なので、どのタイプでもサービスの概要と用途を広く浅く押さえることが重要です。深い技術知識よりも「このサービスは何のためにあるか」を理解できていれば合格ラインに届きます。
SAA(Solutions Architect - Associate)向け
| 学習タイプ | おすすめ教材 | 学習期間の目安 |
|---|---|---|
| 聞くタイプ | Udemyの SAA 対策講座 + ハンズオン | 1〜2ヶ月 |
| 読むタイプ | 「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」対策本 + AWS公式ドキュメント | 1.5〜2ヶ月 |
| 実践タイプ | 問題集の周回 + AWS無料利用枠での実機操作 | 1〜1.5ヶ月 |
SAAはCLFと違い、設計判断を問う問題が多く出ます。「なぜこの構成を選ぶのか」という理由を理解していないと、似た選択肢で迷うことになります。
私が実践した学習サイクル
参考までに、私がSAAに合格した際の学習サイクルを紹介します。
- 問題を解く(1日20〜30問)
- 間違えた問題の解説を読む(なぜその答えなのかを理解する)
- 関連するAWSサービスのドキュメントを読む(公式FAQが特に有用)
- 翌日、前日間違えた問題をもう一度解く
- 1〜4を繰り返し、正答率が安定して80%を超えたら受験
このサイクルのポイントは、間違えた問題を放置しないことです。正解した問題を何度も解くより、間違えた問題を重点的に復習する方が効率的です。
学習時間の確保が難しい方へ
仕事や家庭と両立しながら学習する場合、まとまった時間を確保するのは難しいものです。私も2児の父として、以下のように隙間時間を活用しました。
- 通勤時間(片道30分): Udemyの動画を1.5倍速で聞き流し、または問題集アプリで10問解く
- 昼休み(15分): 前日間違えた問題の解説を読み返す
- 就寝前(20分): 問題集を10〜15問解く
1日合計で約1時間程度ですが、毎日続けることで着実に力がつきます。完璧な学習環境を待つより、今できる範囲で始めることが一番大切です。
まとめ:最後は必ず「問題形式」に慣れよう
どの学習タイプであっても、最終的には必ず本番形式の問題に触れておくべきです。
Udemyや参考書にも模擬問題は付いているはずです。どれだけ知識を蓄えても、「試験でどのように問われるか」という傾向を知らなければ、スコアに結びつかないことがあるからです。
教材選びで迷ったら、以下の3ステップで考えてみてください。
- 自分の学習タイプを把握する(聞く・読む・実践)
- そのタイプに合った教材を1つ選ぶ(最初から複数に手を出さない)
- 最後に問題集で仕上げる(本番形式への慣れは必須)
自分に合ったスタイルで、まずは一歩踏み出してみましょう!